なんとなく疲れた時に読みたくなるマンガってあると思うんです。
話の内容が平和な感じだったり、純粋なキャラが登場したり、何か悩みをすっきりさせてくれたり。
今回はぼくが「読むと癒されるなぁ・・・」と思うマンガ5作品について書いていきたいと思います。
よつばと!/あずまきよひこ
平凡な日常をよつばが全力で楽しんで生きる日常系マンガです。
疲れた時どころではなく、この世界に存在するマンガの中で一番好きなマンガです。
元気で純粋なチビっこ「よつば」と「とーちゃん」が引越すところから物語ははじまります。
新しい街で始まる新しい暮らし。
セミを捕まえたり、海に行ったり、ご近所さんと遊んだり、みんなでお菓子を食べたり。
子どもの頃、いろんなことなことが新鮮でわくわくしたあの感じが沸き上がってきます。
何より街を自由奔放に駆けまわるよつばがかわいすぎる。かわいすぎる。
子どもならではの「小さなことが本人にとってはすごく大事なこと」。この気持ちをすごく大事にしたくなるマンガです。
現在は13巻まで出ていて連載中ですが、ペースがとても遅くなっているので新刊が出るのはかなり先になりそうです。
ハイスコアガール/押切蓮介
ゲーム大好き少年「ハルオ」と、お金持ちの家のお嬢様だけどゲームセンターに通い詰める少女「晶(あきら)」のラブコメマンガです。
ある日ゲームセンターの格闘ゲームで戦った二人はライバルに。
はじめのうちは犬猿の仲だった二人ですが、ゲームしか取り柄のないハルオと、家が厳しく日々のストレスをゲームで発散させる晶は、段々と同志のような関係になっていきます。
キャラクターや絵のタッチがコミカルな感じがとても素敵です。
昔のゲームや駄菓子、修学旅行や受験など、なつかしのモノがたくさん出てくるところも和むポイントです。
巻数が増えるについれて小学生編、中学生編、高校生編と主人公たちが成長していき、恋愛要素が強くなっていくのですが、見ていてハラハラしながらも微笑ましくなるマンガです。
9速眼球アクティブスリープ/中山敦支
ねじまきカギューを描いていた中山敦支さんの短編集です。
「THE マンガ」といっても過言ではないくらい、マンガが大好きな人が描いたマンガという感じです。
コミカルなキャラクター、デフォルメされた動物やモノ、勢いのあるコマ、読んでいてすごく楽しくなります。
大切な「生き物を助ける」という心を忘れて成績を追い求める獣医学生の話、
バイト先の怖い(ホラー的)店長の恋愛を応援する男のコの話、
神童と呼ばれプライドの高い主人公が生まれて初めて恋をする話。
なんでこんなに素敵な話を描くことができるのだろう、と感動してしまう作品がつまっています。
干物妹!うまるちゃん/サンカクヘッド
2015年にアニメ化され、今年2017年秋に2期が放送されることになった、ぐーたら妹のギャグマンガ。
学校では才色兼備で完璧な女子高生「うまる」は家に帰るととたんにぐーたらで干物な妹、干物妹(ひもうと)に変化します。
うまるは兄である「タイヘイ」と二人で暮らしていますが、面倒見のいいタイヘイはなんだかんだうまるをあまやか~して生活します。
妹と兄の仲のいい感じや、だんだんと増えていく友達、登場人物がみんな仲いいところが読んでいて本当に癒されます。
オタクコンテンツのパロディがちょいちょい登場したり、効果音も斬新だったりでおもしろいです。
あまりいろいろなことを考えず笑って読めるマンガですが、心が静かに温まる話がいくつも入っています。
お迎えです。/田中メカ
ぼくがまだ小学生か中学生かという頃くらいにLaLaで連載していた極楽送迎系のラブコメマンガです。
最近「お迎えデス。」というタイトルで実写ドラマ化されていましたが、なんとなく田中メカの繊細なタッチがあってこそのマンガな気がして、ドラマは見ませんでした。
話の内容は幽霊が見える主人公が、偶然出会ったあの世への幽霊案内人たちと幽霊を成仏させていく話です。
主人公は初登場時大学生の「円(まどか)」。口数の少ないおだやかなイケメンです。
そして幽体離脱することができる女子高生の「幸(さち)」。
あの世への案内人は「極楽送迎」、通称GSGと呼ばれる会社の社員。空飛ぶ原付に乗り、着ぐるみを着ています。
そんな彼らが幽霊たちをこの世にひきとめている理由を探し、幽霊を成仏させていきます。
身内の死や、友達の死、飲み込むことのできないいろいろな死に出会っていきます。
幽霊たちに悲壮な感じがなく、ちょっと切ないながらも全体的に前向きなところがこのマンガのよいところだなぁと思います。
そんな中で繰り広げられる円と幸のラブコメが青春らしくてとてもよい感じです。
どれも素敵な作品です、よかったら読んでみてください。
おしまい